コーヒーを入れるみたいに時間をかけて少しずつ、何もない自分にできることを。
水出しアイスコーヒーを作ってみた。
ストレーナー付きのポットと、お店で挽いてもらったコーヒー粉。
味の違いもよくわからないし、めんどくさがりだからとにかく簡単に始めようと。
だけど、水を少しずつ注いでいくには、ゆっくりと時間をかけなければならない。
コーヒーって、余裕がないと作れない。
退職して、1ヶ月くらい。
何をするでもなく、毎日ぼんやりと過ごしている。
気持ちだけは焦って、何かしなければと考える。
自分は何がやりたいのか、何が好きで、何に夢中になれるのか。
自信を持って好きだと言えることはあるのか。
人と比べることなく、これがやりたいと思えることはあるのか。
答えは出ない。
自分には何もない。
コーヒーにゆっくり水を注ぎながら、
時間がたっぷりあることって幸せだなって思った。
自分が、今できることを少しずつやっていけばいい。
いきなり、大きなステップで踏み出そうとしてるから、自信が持てない。
なんでもいい。自分が、今できることを、ただやる。
それが、水を注ぐことでもいい。
焦って進むために、会社を辞めたんじゃない。
自分の進み方を、見直したかったから。
ゆっくり、少しずつやってみて、違うなと思ったら、また別のことをやってみる。
時間をかけて、少しずつ。
退職したので国民健康保険に加入する手続きをしてきたメモ
会社を退職したので、国民健康保険に変更する手続きをしてきました。
葛飾区での場合をメモしておきます。
会社を退職後の選択肢(すぐに再就職先の健康保険に入らない場合)
- 退職前の会社の健康保険の任意継続をする
- 住んでいる市区町村の国民健康保険に加入する
- 家族の扶養となり、家族が加入する健康保険の被扶養者になる
自分が選択したのは、
2.住んでいる市区町村の国民健康保険に加入する
なので、住んでいる市区町村役場(葛飾区)の国民健康保険の窓口に行ってきました。
手続きに必要なもの
- 離職者票→退職日が証明できるもの
- 運転免許証→身分証明書
調べていると“社会保険の資格喪失証明書”などが書かれているけれど、
離職者票で大丈夫でした。
窓口でやること
申請書類に必要事項を記入
↓
必要書類と一緒に提出
↓
待つ(10分くらい)
↓
保険証を受け取る
保険料の納付については、後日郵送でお知らせが届きます。
おまけ 年金の切替手続き
申請書類を提出したときに、
「年金の手続きもしちゃいますか?」
と窓口の人から声をかけてもらえました。
必要書類に記入して提出すれば完了ですが、年金手帳が必要になるので持って行きましょう。
こちらも、後日、納付についてのお知らせが届きます。
以上、国民健康保険に加入する手続きメモでした。
ものごとを分解して、シンプルに考えられるようになりたい。『エンジニアのための図解思考 再入門講座 情報の“本質”を理解するための実践テクニック』
『エンジニアのための図解思考 再入門講座 情報の“本質”を理解するための実践テクニック』
開米 瑞浩 翔泳社
この本では、“図解をする”ことが、考える力をつけるために役に立つということを解説している。
“図解をする”ことは、断片的な情報をつなげていき、足りない情報や間違った情報に気づき、考える手がかりを作っていくことになる。
堅苦しくなく読みやすい文章と、練習問題を使った具体的な解説、章ごとのまとめが設けられていて、エンジニアではなくてもわかりやすく、役に立つ1冊だった。
この本では、図解ができない原因は読解力不足であると書かれている。
正しく情報を読み取ることができなければ、図を使って表現することも難しい。
システムの開発や問題解決から提案書の作成など、持っている情報を理解することがまず必要だ。
その読解力を鍛えるトレーニングとして、ラベリングをあげている。
文章を要約してわかりやすいラベルをつける。
具体的な情報から共通性を見つけ、それに名前をつけて概念化する p53
そうしてラベルをつけることができれば、情報同士のつながりが見えてきて、
過不足や間違いに気づくことができ、解決策や新しい発想を考えることができるようになる。
仕事をしていて何か問題が起きた時、自分で解決することができない人がいる。
そういう人は、応用するということが頭から抜けてしまっているように感じる。
仕事をパターンとして覚えてしまっているからなのではないかと思う。
図解思考をすることで仕事を、
- 何のためにやるのか(目的)
- どのようにして行うのか(方法)
- どのような成果が期待されているのか(結果)
のようにラベルをつけていく。
ラベルをつけるために仕事を分解していくことは、仕事を覚えることはもちろん、
何か問題が起きた時の手がかりとして使える足場を、こまめに作っておくことになる。
分解をしておかないと、ゴールまでのステップがほとんどない状態になり、行き詰まった時に戻れる場所がなくなってしまう。
分解して、小さなステップに分けて置けば、そのほかの自分が持っている情報とのつながりも見えやすくなる。
そのつながりが、応用力になる。
このことは、「第14章 問題の解決策をゼロから考える」 に書かれている。
誰かが考えた「うまいやり方」に頼ってばかりいると、新しい問題が起きたときに応用が効かずあたふたすることになってしまいます。パッケージに頼らず、問題を要素分解して1つずつクリアすることにも馴染んでおきましょう。p205
仕事を教える時に、全てのパターンを教えることはできない。
このように、ひとつの仕事を分解してラベルをつけながら覚える方法を知っていると、
仕事と仕事を結びつけて考えることができるようになる。
この力をつけることが、仕事ができるようになるために必要なんだと思う。
図解トレーニングをすることで、情報を整理し、ものごとの全体を把握し、よりシンプルに考えることができるようになりたいと思う。
仕事のスキルアップにも必要だけれど、シンプルに暮らすためにも図解思考を身につけたい。
物を捨てて何をするの?『あるミニマリストの物語』は出発点を思い出させてくれる
快適ゾーンから一歩を踏み出して、今までの自分を超えた貢献をすると、実は自分自身が成長できる。世間をこれまでとは違った形で経験することで、新たな視点で事物に感謝できるようになる p288
「これは僕の人生に価値をあたえてくれるものだろうか?」 p107
“ミニマリスト”は物を持たない、だけではない。
考え方、頭の中をシンプルにすること。
シンプルにすることで、自分にとって何が大切なのかを知ること。
本質に迫ること。
自分が本当にやりたいこと。自分が幸せを感じられること。
物は見えるし、手に取れるからわかりやすい。
けれど、だからこそ、本当に“欲しい”ものを見えにくくする。
新しいバッグが欲しいから、仕事をする。その仕事は、本当に自分の人生に価値を与えてくれる?
人生に価値をもたらすものとはなんだ?そもそも、人生の価値とは?
人生の価値は自分自身にしか決められない。自分の人生を生きるのは自分だけだから。
物に囲まれていると、自由に移動できない。
移動すること、環境を変えることで、新しい視点を手に入れる。
『あるミニマリストの物語』は、出発点を思い出させてくれる1冊だった。
本を読むことのおもしろさ『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』
ライフハッカー[日本版]で気になった記事を後から見返してみたら、いつも同じライターさんだったことで知った、印南敦史さん。
『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』は、たくさんの本を読み、書評を書く印南さんの“読書のススメ”が、わかりやすく書かれた1冊。
読書に苦手意識を持ってしまっている人が、もっと気楽に読書に触れられるように。
この3つをポイントに、読書のメリットや時間の確保、本との相性などについて、わかりやすく書かれている。
印南さん自身も意識しているそうだが、文章にリズムがあってとても読みやすい。
文章のリズムなんて今まで考えたことはなかったけど、印南さんの文章がすっと入ってくるのは、音楽を聴くような、自然とノれるリズムにあるんだろうなと思う。
この本のはじめに、読書が今は苦手だとしても、それは否定的に捉えることではなく、むしろ、これから好きになれる可能性があることだと書かれているところがある。
読書に限らず、なんについても同じことがいえるかもしれませんが、つまり「できない」とは、「できるようになる可能性を持っている」ということだと僕は考えているのです。5ページ
ここがとても印象に残っている。
「できるようになる可能性」
これは、どんなことにも応用できる考え方だと思った。
固定観念を崩し、自分なりの方法を見つけ、少しずつ身につけていく。
「塵も積もれば山となる」ではありませんが、そうやって蓄積されていった自信は、自分にとっての大きな力になるはずです。そして、それが精神的な余裕を生むことにもなります。
いわば肩肘を貼り続ける必要がなくなるので、素直にフラットに、広い視野で物事を見られるようになるのです。人間としての余裕にもつながっていくだけに、これはとても意味のあることだと思います。150ページ
読書という体験を通じて蓄積されたエッセンスが、ふとした瞬間に、活かされる。
本を読むことは、直接的な知識を得るためでもあるけど、こうした、本と何かのつながりを見つけること、自分の中に考えるきっかけを作っていくことが、おもしろさなんだなと改めて感じることができた。
たんたんと仕事を進めることが、成果につながる。『ふせんでカンタン! テンミニッツ仕事整理術』
ふせんにToDoを書いていき、時間軸に沿って並べていくことで、今日やるタスクを管理するツール、テンミニッツ。
そのテンミニッツが生まれるまでと使い方について書かれているのが、
『ふせんでカンタン! テンミニッツ仕事整理術』末永卓著 東洋経済新報社
この本の中には、著者の末永さんの仕事に対する考え方が散りばめられているのだけれど、一番印象に残ったのは、“成果を出し続ける=たんたんと仕事を進める”ということ。
末永さんが起業して間もない頃、一緒に働いていたパートさんの話を例に、ムラのない仕事が結果的には成果に結びついてるということが書かれている。
たんたんと手を動かしている人は、ミスがほとんどない。朝から夕方まで、ずっとコンスタントに仕事をこなしている。
だから、1日を終えて比べてみると、たんたんと仕事を進めている人のほうが、圧倒的に仕上げた製品の質が高く数も多くなる。本人にとっても、たんたんと仕事を進めているほうが、肉体的にも精神的にも疲労が少ない。(94ページ)
ムラがある人は、瞬間だけ見てみるとたくさん仕事をしているように見えるが、急ぎすぎてミスをしたりと、仕事を中断することが出てきてしまう。
たんたんとこなしていける人は、余裕を持って進めていくことができる。
この“たんたんと”仕事をしている人に共通していたのは、仕事をはじめる前の準備を怠らないということだったと末永さんは書かれている。
仕事にムラができないように、自分のやらなければならないことを見えるようにすること。
ToDoを整理しておくことが、コンスタントに結果を出すことにつながっていく。
何か、目標を達成するためには、時間を効率的に使い、地道な作業を積み重ねて行かなければならない。
小さなステップを、たんたんと積み重ねていくこと。
やりたいことは頭の中に、たくさんあるつもりだけれど、いざはじめようと思っても、何からやっていいかわからないまま時間が過ぎてしまっていた。
まずは、ふせんにやりたいことを書き出していって目に見えるカタチにし、たんたんと進めていけるように準備をしようと思う。
今までの”日記”はただの”チラ裏”だった。試行錯誤を残すことが”日記”なのかもしれない。
今まで、「日記を書こう」「何か残していこう」と思って、ノートや手帳、Evernoteなどに日記を書いてきた。
けれど、続かず、振り返ることもなく手帳やノートは処分してしまっていた。
Evernoteに少し残っていた日記を見返してみると、悩んでいることを言葉にして、頭の整理をするために書いていて、読み返すとその時の辛い気分や苦しい感覚が戻ってきて、ただただ暗い気持ちになって読み返す気にはなれなかった。
いつもノートに書く時は、苦しい頭の中をひたすら言葉にしていき、文章にしながら落とし所を見つけて気持ちを落ち着ける作業のようだった。
上手くいかない気持ちや、イライラを書いていき、自分で納得できる言葉につなげていく。
その時は気持ちが落ち着くが、結局、そこには何をやって、何を失敗して、何を得たのかが書かれているわけではなく、自分がやってきたことの積み重ねがそこに残っているわけではなかった。
だから、日記として続くことはなく、後から読み返せるものでもなかった。
そのことに気づくきっかけをくれたのはあるメンターからの”宿題”だった。
- 何をやったか
- 良かったこと
- 悪かったこと
これを記録して、次の機会に話すという宿題。
これをやっておけば、何かを勉強する時はもちろん、仕事でも、自分が何をやってきたのかがそこに残っているから、壁にぶつかった時に必ず役に立つ。
シンプルなことだけど、シンプルだからこそ、残す意味がスッと腑に落ちた。
今までの自分に足りなかったこと。
頭の整理のためにノートに書いたことを残すのではなく、それは”何をやったか”で、
そこから何を得て、何が失敗だったのかを書き記しておくこと。
それが”日記”をつけることなんだと、やっと気づいた。
こんなシンプルなことから、この歳になって教えてもらえることにとても感謝しています。