物を捨てて何をするの?『あるミニマリストの物語』は出発点を思い出させてくれる
快適ゾーンから一歩を踏み出して、今までの自分を超えた貢献をすると、実は自分自身が成長できる。世間をこれまでとは違った形で経験することで、新たな視点で事物に感謝できるようになる p288
「これは僕の人生に価値をあたえてくれるものだろうか?」 p107
“ミニマリスト”は物を持たない、だけではない。
考え方、頭の中をシンプルにすること。
シンプルにすることで、自分にとって何が大切なのかを知ること。
本質に迫ること。
自分が本当にやりたいこと。自分が幸せを感じられること。
物は見えるし、手に取れるからわかりやすい。
けれど、だからこそ、本当に“欲しい”ものを見えにくくする。
新しいバッグが欲しいから、仕事をする。その仕事は、本当に自分の人生に価値を与えてくれる?
人生に価値をもたらすものとはなんだ?そもそも、人生の価値とは?
人生の価値は自分自身にしか決められない。自分の人生を生きるのは自分だけだから。
物に囲まれていると、自由に移動できない。
移動すること、環境を変えることで、新しい視点を手に入れる。
『あるミニマリストの物語』は、出発点を思い出させてくれる1冊だった。