話すことの練習。文章を書くこと。
話すことが苦手。
自分の考えを、表現することをあまりしてこなかったと思う。
アピールすることも、得意ではない。
文章を書くことは、話すことの練習になる。
何を伝えたくて、どうすれば分かりやすくなるのかを、
話すことよりも時間をかけて考えられる。
伝えたいことをまとめ、分かりやすい言葉を選ぶ訓練。
何かを伝えるためには、具体的に考えることが大切だと、
『文章の書き方』辰濃和夫著 岩波書店刊を読んで思った。
「ものごとを具体的に見る訓練をしておくことは、日々の暮らしであれこれの判断をするときに役立つ、と私は思っています。具体性を大切にすることは、ものを見る力を鍛えることであり、ものを見る力を鍛えれば鍛えるほど、それは文章の質に反映してきます。」(『文章の書き方』より)
言葉にして、かつ、自分以外の誰かにわかるようにするには、
伝えたいものごとを具体的に理解していることが重要だ。
ぼんやりとしか理解していないことは、どんな言葉がぴったりなのかわからない。
具体的に理解するには、そのものごとに集中することが必要。
心をそのものごとに向けること。
『文章の書き方』では、書くための心構えを15のテーマに分けて説明しているが、
その基本となっているのは「文は心である」ということだ。
書きたいと思う情熱や伝える相手を思う心、そして遊び心。
話すことも、同じ。
興味を持って、ものごとを具体的に見ることからはじめてみよう。
グチは百害あって一利なし。でもグチるのはその人の自由。
グチっても気分は晴れないし、イヤな気持ちから抜け出せなくなるので、言ってもいいことないよな、と思う。
だけど、他人が何を言うかは、その人の自由なんだよなー、と。
判断しようとしないで、
「お好きにどうぞ」
そう考えたら、楽になった。
グチは百害あって一利なし。聞き役になりがちな自分が感じたこと。
イラっとしたり、落ち込んだり、腑に落ちないことがあったりするとついグチや文句を言いたくなることは、誰にでもあると思う。
自分は悪くない、慰めて欲しい、そういう自分自身を守る気持ちが、相手を攻撃するような言葉になるんだと思う。
けれど、グチったところでスッキリはしないはず。発言することで、さらにイライラや落ち込みがエスカレートしていく。最初に出した言葉が、どんどん他のイライラを連想させて考えることを止められなくなってしまう。
言っている本人は、連想が止まらなくなって悪循環に陥っていることに気づきにくい。
聞いていると、こっちまで悪循環に引きずり込まれてしまう。
とても消耗する・・・。
言葉を前向きなものに変換する。そうすれば、次の瞬間の自分の気持ちを180度変えることができる。
前向きなイメージが頭に浮かび、嫌な連想ゲームを終わりにできる。
ついグチってしまうと思っている人は、聞き役になって、客観的に見てみたらいいと思う。
グチは百害あって一利なし。
グチや文句を言いたくなったら、このことを思い出して、深呼吸する余裕を持つようにしたい。
メモの使い方。(試行錯誤中)
思い浮かんだアイデアとか、イラっとした時に「今は落ち着いて後で考えよう」とか、ToDoとかを書き留めておくのに使っているのが、ATOMA PPカバーノートA7。
土橋 正さんの『モノが少ないと快適に働ける_書類の山から解放されるミニマリズム的整理術』の中で紹介されていて、「便利・・・!かっこいい・・・!」と思ったのが使い始めたきっかけ。
土橋さんはこのメモを“ToDo全集”として使っていて、このメモに、抱えているToDoをひとまとめにしているそう。
「ATOMAが優れているのは、1枚1枚のリフィルの付けはずしが自由にできるところ」(『モノが少ないと快適に働ける_書類の山から解放されるミニマリズム的整理術』より)
タスクをこなしたら、そのページを外し、また新しいページが同じメモ帳に追加できるので、メモ帳を2冊同時に持つようなことにならない。
今は、ひとつを“なんでも書き留め用”もうひとつを“料理のレシピメモ”として使っている。
ただ、「とにかくまずは書き出すところから」と思っているので、もっと安いメモ帳でもいいかなという気もする。ガシガシ書いて、切り取って、ができるもの。
まだなんでも書き出すことが習慣になりきっていない。思いついても、「今はメモを取れないから」と流してしまうことも多い。
もっと、書くことが簡単ですぐにできる状態にしたい。スマホアプリも使う仕組みを考えよう。満員電車の中でメモ帳とペンを出すのはハードルが高いし・・・。
仕事中も、仕事とは関係ないことであってもメモを取れるようにしたい。イラっとした時も書いて冷静になりたいので、一見すると仕事をしてるかのような、スマートなメモを。
まだまだ試行錯誤中。
シンプルに考えるには、まず何が頭の中にあるのかを把握する。
物を減らす手順を考えてみる。それに沿って、頭の中も整理していけたらシンプルな考え方に近づくはず。
物を減らす時、自分は何をやっているんだろう?
例えば服を減らしたいと思った時、どうしたか。
減らせる物を選ぶために、まずクローゼットの中を確認する。
その次に、1枚もしくは似たような物を何枚か手に取って、これから着るか、残しておきたいかを判断していく。
これを頭の中に適用してみる。
何について考えているのか、確認する。そのためにはメモに書き出してみる。
そして分析していく。
イライラ、モヤモヤのようなごちゃっとした塊のまま考えていたから、なかなかイライラ、モヤモヤから抜け出せなかったんだと思う。
これまでも、紙に書いて落ち着こうとすることはあった。
けど、同じような悩みをずっと繰り返してきた。
分析する視点、分析して減らすことが足りてなかったんだと思う。
なんでもいいから、とにかくメモしよう。
スッキリとシンプルな思考を身につけるために、分析することを習慣にしよう。